以前からやろうと思ってたけど放置してたのを思い出したので書き。

現在は完全に主流(?)のNon-LED型。
ただichorid自体がメタ中心から外れてる気もしなくはないですが…

ネタ元:http://www.mtgthesource.com/forums/showthread.php?11920-[DTW]-Non-LED-Based-Dredge-Ichorid-Combo

相変わらずの教科書訳ですがスルー推奨。
赤字は個人的な意見だったり訳注だったり。


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Non-LED Dredge

ご存知のとおり、「ドレッジ」というデッキは
発掘カードとドローカードを組み合わせて自分自身のライブラリーを墓地に送り、
《黄泉からの橋/Bridge from Below》のゾンビトークンと《戦慄の復活/Dread Return》からの《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》で殴り勝つコンボ系ビートダウンだ。

このページではLED入り、無しの違いとプレイの手順・サイドボード指南を行おうと思う。


違いについて

基本的な違いは「爆発力」と「安定性」である。
LEDを使えないということは1ターンキルが出来ない、という事であり
これがこのデッキがLED型より遅いという部分である。
Non-LED型は安定して2-4ターンで勝つことが出来る。

しかし初手を考えると、××みたくマリガンしないといけない事も多く、時々ディスカード手段としてLEDのみという場合がある。(《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》を出すマナがなかったり)
そうなると《綿密な分析/Deep Analysis》に依存せざるを得なくなる(で、それが一緒に初手にくる可能性は?)


一方 Non-LED型は依存するものがない。
ディスカード手段として《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》、《不屈の部族/Tireless Tribe》、《入念な研究/Careful Study》、《打開/Breakthrough》があるし、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》自分指定でもいい。
《入念な研究/Careful Study》はプチ打開としても使えるし、サイドインしたカードを探すのにも使えるし、それで《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》や打消しも避けれる。
纏めると、T1で勝てない以外は安定してLED型が回ってる時と同じスピードを出せる構成、ということだ。

分かりづらいので順番を入れ替えます。
あとレシピがちょっと古いです。

デッキリストとカード選択
Decklist and Card Explanations

4x Careful Study
4x Golgari Grave-Troll
4x Stinkweed Imp
4x Putrid Imp
4x Bridge from Below
4x Narcomoeba
3x Tireless Tribe
3x Ichorid
3x Dread Return
3x Darkblast
3x Breakthrough
3x Cabal Therapy
2x Cephalid Sage
1x Flame-Kin Zealot

4x Cephalid Colisseum
4x Gemstone Mine
4x City of Brass
2x Tarnished Citadel
1x Undiscovered Paradise

SB
4x Wispmare
4x Pithing Needle
4x Chalice of the Void
3x Chain of Vapor

《入念な研究/Careful Study》
早い段階でのプチ《打開/Breakthrough》
ディスカード手段、《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》、打消しの弾除け
サイドボードを探すカード。
とにかく重要なカード

・《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
発掘6
あと釣るとデカい。

・《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
発掘5
《イチョリッド/Ichorid》の餌
必要ならチャンプブロッカー

・《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》
ディスカード手段
殴る。あと《イチョリッド/Ichorid》の餌

・《黄泉からの橋/Bridge from Below》
基本。ゾンビが出るよ!

・《ナルコメーバ/Narcomoeba》
フリーキャスト。土地が15枚あればハンドからでも出せるね。

・《不屈の部族/Tireless Tribe》
出来る子。アグロ系のデッキに強いし、ディスカードも出来る。
コレ無しでこのデッキは語れない。

・《イチョリッド/Ichorid》
3/1速攻、コスト無し(?)、彼の居場所はここしかない。

・《戦慄の復活/Dread Return》
コンボパーツ
Non-LEDには3枚必須。1ターンに複数ターゲットを指定したい時もあります。

・《暗黒破/Darkblast》
非常に重要なカード。ビートダウンに強く、発掘が出来てヤバい生物は除去できる。

・《打開/Breakthrough》
コンボパーツ。でももっと重要なカードがあるから4積じゃなくて3積でいい。

・《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
打開と同じ。もし必要なら最後の1枚はサイドボードに積むべき。

・《セファリッドの賢者/Cephalid Sage》
コンボの必須パーツ。デッキがビートダウンよりもコンボを重視している以上《絶望の天使/Angel of Despair》よりも優先すべきで2枚積。

・《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》
ゾンビが3/3速攻になるよ!

・《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》
発掘サポート。土地15枚体制なら4枚でOK。

・《宝石鉱山/Gemstone Mine》
ダメージ無しの5色地形

・《真鍮の都/City of Brass》
相手にトークンを出さない5色地形

・《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
最悪のカードだけどほかにいい5色地形がないから仕方ない。

・《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
1枚で十分。たまにディスカードを手伝ってくれます。

サイドボード

メタによって変わるがいい選択肢だと思っています。

・《薄れ馬/Wispmare》
《虚空の力線/Leyline of the Void》は《暗黒の儀式/Dark Ritual》から出てきたりするし、《プロパガンダ/Propaganda》系や《エレファント・グラス/Elephant Grass》はバウンスだと次のターンに勝つ必要があります。
コレなら《戦慄の復活/Dread Return》からでも使えます。

・《真髄の針/Pithing Needle》
どのドレッジにも入ってる。
いろんなカードをとめられるし4必須。

・《虚空の力線/Leyline of the Void》
ほとんど出番はない。
こちらよりスピードの速いコンボや、たまに《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》をとめたりします。

・《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
すばらしいカード。「すべてに対する回答」
何がサイドインされるか分からない状況ならとりあえず投入。

前に戻ります。

なぜ《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》と《綿密な分析/Deep Analysis》がないのか
これら2枚のカードはそれぞれに対して依存度が高いので一番好きじゃないカードだった。
LEDが場にないときの墓地のDAは完全に紙くずだし、通常キャストできないからサイドカードを探すことも出来ない。更にディスカードも出来ない。
《入念な研究/Careful Study》の方がよっぽど優れてるし、こちらも追加コストが1点か3点のライフ、もしくはカウンター1つ。
これらは爆発力と交換に安定性を欠かせるし、他との連携がない。

なぜ《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug》がないのか
もともと、これを入れたタイプを使用していたけど、《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》、《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》、《イチョリッド/Ichorid》だけで《イチョリッド/Ichorid》の餌は十分だった。
今、この経験から《暗黒破/Darkblast》を入れてることが正しいと確信している。
むしろ、私は《モグの狂信者/Mogg Fanatic》がいるときにウンザリするのに飽きていてます。
それ以上に《暗黒破/Darkblast》には重要な役割があって、
それは《モグの狂信者/Mogg Fanatic》・《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》・《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》(タップアウトしてれば)・《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》を除去することだ。
たまに《闇の腹心/Dark Confidant》を除去して対策カードへのアクセスを遅らせることも出来る。
また、《暗黒破/Darkblast》はミラーでも強い。
《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》を除去したり、自分の《ナルコメーバ/Narcomoeba》に打って相手の《黄泉からの橋/Bridge from Below》を除去したり
そして、最悪の場合は発掘3のカードとして使え、それで《イチョリッド/Ichorid》の餌を探すことができる。

なぜ《イチョリッド/Ichorid》が3枚なのか
Non-LEDにおいて4枚は必要ない。元々4枚のリストを使っていて何度もプレイした結果3枚に減らした。
早い段階で2体落ちたところで1体しかリアニメイトできないだろうし
長引いても3体居れば十分で、何より《不屈の部族/Tireless Tribe》のおかげで《イチョリッド/Ichorid》への依存度が減っている。
試行錯誤の末に出た3積という選択肢は方向性は違えどエクステンデッドの同系デッキで95%以上採用されている。
ビートダウンを選択する場合4積は間違った選択肢ではないですが、LED型とちがってそれは不要です。

発掘カードは11枚!
元々私は10枚の発掘カード(《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》・《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》が4枚と《暗黒破/Darkblast》2枚)でプレイしていて、それは中々いい動きをしていましたが、どうしても追加の発掘カードが必要でした。
結果として1枚何かを削る必要がでてきました。
《打開/Breakthrough》は一番気になってるカードで、1ゲームを通して1枚あれば十分というカードだ。
そして、私の周りの環境はスレッショルドが多く、1枚のカードに依存することによるIE(なんでしょこれ?)のリスクを減らして最大限の結果を得たいと考えてました。
これが《打開/Breakthrough》3枚の理由でこのデッキがさらにカウンターに強くなった理由でもあります。

なぜ土地は15枚なのか
土地が15枚の理由はこのデッキがLED型に比べて対策カードに強い点です(経験則ですが。)
多くのゲームで《ナルコメーバ/Narcomoeba》や《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を素だしすることで勝利を収めたし、土地が多いことの安定性には驚かされます。
今でも記憶に残っているのは《根絶/Extirpate》で橋・イチョリッド・復活を消され、《ヨツンの兵卒/Jotun Grunt》に墓地を消されてもこれら2枚で勝ったこと。
15枚の土地がある事でマリガンの可能性も減らせるし、《虚空の力線/Leyline of the Void》と対峙するときなどは土地と《薄れ馬/Wispmare》を探すという点で非常に有用です。
《不毛の大地/Wasteland》にも強い。
最後に15枚の土地使うからといってフェッチランドは使ってはいけません。
もみ消しの的になるので。
5色ランドこそが正解。

Non-LED型は遅いのか
一言。「No」
Non-LED型はコンボに特化してるだけに早いし・事実2~4Tで勝負は決します。
これはLED型がアグロモードで戦うのと同じぐらいのスピードです。
ただい1Tキルが出来ない故に「遅い発掘」という評価を受けるのです。
でも惑わされないでください。1TキルだけがLEDドレッジの戦術ではありません。
このデッキが一定のスピードを保てるのは安定性のおかげです。
LEDとDAに頼らない、という点は最大の利点です。

ミラーマッチはどうやって戦うのか
私はトーナメントで4回、同系対決を行って全て勝っています。
何もサイドインしません(相手が《虚空の力線/Leyline of the Void》を持ってると知っている以外。)
《真髄の針/Pithing Needle》を入れて《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》や《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》を指定と考えるかもしれませんが結局は自分も影響を受けます。
《暗黒破/Darkblast》が非常に重要で、自分の生物に打って相手の橋を追放します。
唯一することがあるとすれば、チャリス0を見せておけば、次のゲームで対戦相手はまずそれを1T目に置くでしょう。
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とりあえずここまで。
個々別マッチアップについては後日。

コメント

nophoto
ななし
2010年6月10日21:39

ドレッジの記事を探してたどりついた者です。
英語が苦手なので非常にありがたく拝見させていただきました。
続きを楽しみに待っています。

choku
2010年6月11日22:51

有難うございます。
残りもがんばります!

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